SKATEBOARDの基礎知識 スケートボードとは?

SKATEBOARDの基礎知識

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
スケートボードって言ってもいろんな形やサイズもあるし、滑りのスタイルも人それぞれ。結局何を選んだらいいかわからない、何を買えばスケートボード出来るの?サイズは?などなど……初めて購入する時って正直わからないことだらけ。
それでいいのです、僕も初めて購入した時は何もわからず購入してました。

最初は何でもいいよって言えばそれまでですが、少しでも知識があった方が購入の際に役立つはず。スケートボードには色々なサイズ&パーツ&ブランドなどあり、初心者用や上級者用などは特に無いですが、購入時に参考になればと思います。

スケートボードを購入の際に必要なパーツ6点をご説明します。この6点パーツを選べばスケートボードは組めますよ〜!

  • デッキ(板)
  • トラック
  • ウィール(タイヤ)
  • ベアリング
  • デッキテープ
  • ビス(ボルト)

デッキ(板)

デッキとは、スケートボードの本体の板のこと。
デッキはサイズや形が様々。サイズは基本インチ表記になっており、ほとんどのデッキにサイズ表記があります。1インチ=2.54cm、デッキの横幅のサイズを指します。

デッキのサイズ表記

8.0インチ(横幅)× 31.875インチ(縦の長さ)など。小さいサイズは6.0インチからあり、大きいサイズは9.0インチや10.0インチ以上にもなります。
最近は7.3~8.25ぐらいのサイズを使ってるスケーターが多いように感じます。(キッズサイズ含む)

参考デッキサイズ (目安)

参考デッキサイズ

※画像に記載されているサイズのほか、7.5以下はキッズサイズとして展開があります。(※目安キッズサイズ=6.0~7.3インチ)

7.5~7.75インチ

  • メリット
    回し系のトリックがやりやすく、操作性が良い。デッキ自体の幅が細く軽いので、女性も乗りやすいサイズ。
  • デメリット
    足が大きめの方はトリック着地時に踵がつきやすく、重量がないためスピードを出すと少し弾きがブレやすい。

7.8~8.0インチ

太くも細くもなく、いま日本でよく選ばれてるサイズ。もし迷ったらこのサイズがおすすめ!

8.0~8.5インチ

  • メリット
    安定感があるので、スピードを出しても弾きがブレにくい。ランプ、バーチカルなどやる方は基本太めのサイズをチョイスしています。
  • デメリット
    足が小さい方や女性が使うと操作性が悪くなり、回し系などのトリックがやりにくくなります。
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トラック

デッキ(板)の下に付く金具のことをトラックと言います。
デッキとウィールをつなぐパーツで、自動車で例えるとハンドルの役割に近いため、乗り心地に影響する部分であると言えます。

トラックには主に幅・高さ・重量の要素があり、幅はデッキのサイズに合ったものを選びます。重量感の違いは、軽い方が力が伝わりやすいためコントロールしやすく、重いと安定感が出ます

6点のパーツの中でも、頻繁に交換をするものではないため選べるのであれば、しっかりしたブランド品を選ぶことをオススメします。
ブランドによって特徴が違うため、好みのタイプを選ぶと良いでしょう。

トラックのサイズについて

インディペンデント INDEPENDENT サイズ表
ベンチャー VENTURE サイズ表
サンダー THUNDER サイズ表

デッキ同様にトラックもサイズ(幅)があり、デッキの幅に合わせてトラックのサイズ(幅)を選びます。
※ブランドによってはサイズの表記は違う場合がありますのでご注意ください。

トラックの高さについて

トラックにはHIGH(ハイ)とLOW(ロー)の2種類があります。
トラックの高さが高いものがHIGHで、低いものがLOWです。INDEPENEDENTのみ、HIGHとLOWのほかに、中間の高さにあたるMIDがあります。
※ブランドによってはHIGHをSTANDARDと表記している場合がありますのでご注意ください。

HIGHとLOWの違いについて

  • HIGHの特長
    HIGHトラックは、高さがあるのでカービングしやすく、その分高く飛びやすくなります。トラックの軸とデッキの距離が広くなるので、53mm以上の大きめのウィールサイズを取り付けることが出来ます。
  • LOWの特長
    LOWトラックは、デッキの先端と路面との距離が近くなるので安定感があります。弱い力でもデッキを弾くことができ、デッキの反応も速くなります。LOWは50〜53mmサイズのウィール(タイヤ)がオススメです。

よくスケーターが使ってる人気3大トラックブランド

INDEPENDENT (インディペンデント)

INDEPENDENT  インディペンデント

VENTURE (ベンチャー)

VENTURE ベンチャー

THUNDER (サンダー)

THUNDER サンダー

トラックの選び方まとめ

デッキの位置が低く、デッキを弾くタイミングが早い方が良い、安定しやすい方がいいな~と思っている方は、LOWトラックを手にとってみてはいかがでしょうか?
サイズの大きいウィールやクルージングとして組みたい方にはHIGHトラックがオススメです。

キングピン(真ん中にある大きなボルト)やウィール(タイヤ)を装着する部分、シャフトが空洞になってたり、ベースプレート(下のビスを止める穴が空いてるパーツ)も薄型で軽量化されてるトラックもあります。
軽量化されたトラックは少ない力で操る事ができ、テールの弾き心地が軽くなるのがメリット。お子様や、なるべく軽くしたい方にはオススメです!

トラック
トラック

ここで紹介したトラックは人気トラック3社のみですが、他にもACE(エース)、KRUX(クラックス)、TENSOR(テンサー)、ROYAL(ロイヤル)などなどたくさんトラックブランドはあります。
もし迷った時は人気3大ブランドのどれかを選べば間違いないです。


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ウィール

ウィールは、スケートボードのタイヤのこと。
ウィールには大まかに2種類のタイプがあり、一般的なスケートボード用トリック向けのハードウィール(硬い)と、滑りを楽しむために作られた、クルージングメインのソフトウィール(柔らかい)があります。

ウィールにもサイズやブランドも様々ありますが、ウィールを選ぶときのポイントは、サイズ・硬さです。
ウィールの硬さ表記は99Aや100Aなどと表記され、大きい数字は硬く小さい数字は柔らかい。

ハードウィール

ハードウィール

主にハードウィールと言われれる硬さは98A~103A。最近では少し柔らかめの95Aや97Aなどのウィールも発売されています。
一般的にハードウィール(95A~103A)はトリック向けでやりやすいですが、路面の荒いアスファルトのような場所では滑りにくかったりします。

ソフトウィール

ソフトウィール

ソフトウィールの硬さは78A~90A
路面が荒くてもスムーズに滑り、ウィールの音も静か。ハードウィールに比べてスピードもありますが、グリップ力があるためトリック向けではなく、クルージングなどに最適です。
自分がよく滑る場所(路面)に適した固さを選ぶのがポイントの1つです。

サイズ・形の選び方

一般的に多くのスケーターが選ぶウィールサイズ(直径)は、52mm〜56mmです。
ウィールのサイズが大きいと速く走れ、小さいサイズになると細かい動きに優れます。
特に52、53、54mmあたりがオススメ!

ウィール
  • 幅が細い(接地面が小さい)
    ウィールは安定感は低いが、回し系のトリックをよくやる方にオススメ!
  • 幅が広い(接地面が大きい)
    安定感があり、パークメインの方に向いています。最近の流行りだと、ストリート&パークでも幅が広いウィールが人気です!

ウィールの選び方まとめ

  • 自分がよく滑る場所(路面)や、滑ろうとしている場所(路面)で固さを選ぶ。
  • トリックはしない、乗って遊ぶだけでいい!という方は、ソフトウィールがオススメ。
  • パワースライドなどウィールを滑らせるトリックをしたいならハードウィール101Aか103Aがオススメ。
  • 安定感を求めるなら、幅の広いウィールをチョイス!
  • オススメ人気ウィールブランドを選ぶ!

BONES(ボーンズ)、SPITFIRE(スピットファイヤー)、OJ(オージェイ)は全世界のスケーターの中でも人気のあるブランド。この他にも色々ウィールブランドも取り扱いしていますので、ご自身の滑るスタイルに合わせてウィールのサイズ、硬さ、幅を選んでみてくださいね!


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ベアリング

ベアリングとはウィールの両端に装着するパーツ。スケートボードは、1つのウィールの両端に1つずつ装着するため、1台につきベアリングが個必要です。それゆえに、ベアリングがないとスケートボードで滑ることは出来ません。
ベアリングにABEC3やABEC5など表記されてる商品は、ベアリングの回転数を決める規格になると言われています。(諸説あり)
※ブランドよっては表記されてない場合があります

ベアリング

ABEC3・ABEC5・ABEC7と表示してるベアリングは、数字が大きくなるにつれてスピードが出やすくなります。

ニンジャ ベアリング

オイルベアリングとグリスベアリングの違い

スケートボードベアリングの中で主流なのがオイルベアリング。
オイルはスムーズに回転しスピードが出しやすいが、オイルが切れたり、中に埃やゴミなどが入るため、定期的なメンテナンスが必要。
逆にグリスベアリングはオイルよりも初速が遅く、ある程度滑らないとスピードが出にくいがスピードが出始めると止まりにくくなります。オイルより汚れなどに強いため、基本的にはメンテナンスフリーです。

ベアリングを選ぶ際はブランド、ABECをメインに選んでみてはどうでしょうか?
メンテナンスが面倒と思う方はグリスベアリング、速さを求めるならオイルベアリング。
スピード出るのが怖い、そこまで速さを求めてない方はABEC3かABEC5がオススメ!

価格重視の方はMINILOGO(ミニロゴ)やNINJA(ニンジャ)のABEC3など。

ミニロゴ ニンジャ

性能重視の方はBONES(ボーンズ)のSWISS、BRONSON(ブロンソン)のRAWなど。

ベアリングも様々なブランドがあるので、色々試してみるのも面白いですよ!


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デッキテープ

デッキの表面に貼り、乗る時やトリックする際の滑り止めのテープです。これを貼らないと、トリックしにくいし、板の上は滑りやすいので危ないので必ず貼ります。
購入店によってデッキ購入の際に無料で付いてくることもありますが、別売りの場合でも必ずデッキテープはゲットしましょう!

デッキテープ

オススメデッキテープブランド (無地タイプ)

  • JESSUP(ジェスアップ)
    少し粗めでそこまでシューズに食い付きは無い。テープに空気穴がないので貼る時に空気が入りやすい。
  • MOBGRIP(モブグリップ)
    テープの中で一番粗いのが特徴。粗いがシューズへの食い付きは良い。テープに空気穴が空いてるため空気が入りにくく、貼りやすい。
  • BLACKMAGIC(ブラックマジック)
    JESSUP、MOBGRIPより粗くなく、テープに空気穴は空いてないがJESSUPより貼りやすい。幅広い層に支持されてる。
デッキテープ

今回は無地のみ紹介しましたが、無地以外にもグラフィックが入ったテープや他のブランドも多数あり。ここ数年は透明も人気ですよ!

デッキテープ

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ビス(ボルト)

デッキとトラックを固定するために必要なパーツです。これが無いとデッキにトラックが付けられません。締め付け方法は、プラスタイプと六角タイプがあります。

ビス ボルト

ビスの長さも色々ありますが、基本サイズは1インチか7/8インチ。
1インチ以上のビスは、別パーツのライザーパット装着の時に使います。

ビス ボルト
  • 1 1/8ライザーパット装着時、1 1/8と表記されたビスを選ぶ
  • 1 1/4ライザーパット装着時、1 1/4と表記されたビスを選ぶ
  • 1 1/2ライザーパット装着時、1 1/2と表記されたビスを選ぶ

カラービスも人気です。デッキには前(ノーズ)と後ろ(テール)があり、前後がわかりやすくなるよう色付きのビスを使ってるいるスケーターも多いですよ。

カラービス

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簡単にスケートボードの基礎知識を説させていただきました!お近くにスケートボードショップあれば店員さんに色々教えてもらうのもいいと思います!今はネットでも色々な記事を書いてるショップもたくさんあるので新たな発見できるかもよ。
スケートボードを始めるきっかけになってくれれば幸いです。
スケートボードライフを楽しんでください!